URL
 世界中に一億以上もあるといわれるインターネット・ホームページ。この中で自分が探したいページを特定するために使用する住所(アドレス)がURLだ。URLとはUniform Resouse Locatorの略で、リソースを突き止めるための仕組みとでもいえばいいか。 ユーザーがネットスケープなどのブラウザソフトにURLを打ち込むと、信号がインターネット内にあるドメイン・ネーム・システムという住所録をたどっていって、目的のホームページへたどり着くことができる。世の中に同じURLがふたつあることはありえない。

WEB
 WWWともいう。ワールド・ワイド・ウェブの最後をとってWEB、つまり世界中を張り巡らすクモの巣という意味だが、通常はホームページのことを指す。昔はブラウザ・ソフトの名前を取って「モザイク」なんて呼ばれたりもしていた。さらに正確に言うと“ホーム”ページという言葉はその階層のトップページのことを指すのだから、単に「ページ」と呼ぶ方がスマートかも知れない。 一般的にページはテキストと画像によって構成されている。またテキストや画像の特別な部分には、別のページにジャンプする“リンク”機能が設定されていて、このリンクをたどっていくのがネットサーフだ。ページの内容も、企業の広報から学術研究者のデータベース、個人の日記や子どもの成長記録、ポルノグラフィなど、ありとあらゆるものが用意されている。

電子メール
ネットワークを使った個人の書簡サービスのこと。Eメールと呼ぶ人もいる。電話やFAX、郵送の手紙に比べると、発信や返信が楽でコストが安く、記録を残しやすいという特長があるうえ、プログラムや画像、音声などのデジタル・データも添付することができる。

ニューズグループ
テーマごとの討論ができるネットワーク上の掲示板システム。原則としてすべてのグループが公開されているので、インターネットにアクセスできる人間なら誰でも参加することができる。もちろん発言はせずに他人の論争や情報交換を読むだけでもかまわない。ニューズグループのテーマは、コンピュータ関連のものと、一般的な文化・生活を話題にする“alt.”カテゴリーのふたつに大別される。日本語で運営されるグループはaltカテゴリーがないせいか、コンピュータ関係のものが多い。

FTP
データの送受信に使うための規格で、テキストや画像だけではなく、プログラムやデータファイルを収集しておき、ネットワーク利用者がダウンロードできるようにしたシステムのこと。特定の人だけでなく誰もが利用できるように公開されたFTPのことをアノニマスFTPという。

メーリングリスト
物理的な手紙のやりとりは一対一で行うものだが、電子メールは同じメールを複数の人に同時発信することができる。この機能を拡張し、同好の士が一つの話題について語り合うための電子メール・アカウントを用意し、そこに送られてきたメールを参加者全員に自動送信するという、メールを使った掲示板システムがメーリングリスト(ML)だ。誰が読んでいるか分からないニューズグループと比べると、参加者はリストに登録されてしまうし、入会方法を一般に公開していないMLもあるので、かなりディープな話題になる場合が多い。

■インターネットのサービスは、ここにあげた以外にもさまざまなものがある。キーボードによるオンラインおしゃべりの「IRC(インターネット・リレー・チャット)」やリアルオーディオを使ったインターネットラジオ、最近ではプッシュメディアと呼ばれる自動情報受信システムも始まった。しかし、基本はWWWと電子メールだ。このふたつが上手く扱えるようになれば特に心配はいらないだろう。 inserted by FC2 system